眉村卓語録拾遺:中間小説の読者層

 まあ、1970年代末あたりの話ですが。
 中間小説の読者層は、実は中間小説の(一発モノしてデビューしようという)書き手が多いとか、うかがった記憶があります。

 今さらに思い出したのは、ラノベです。「なろう」とか「カクヨム」とかの投降者(おっと、悪意ある誤変換)が
「あなたの作品読みます。感想も送ります。だから僕のも読んでください」
 こんなのをしょっちゅう囀ってる呟いてるわけです。
 なんだか、落語の『花見酒』を連想しました。
 まあ、しかし。現在は商業電子出版てやつで、ちょいと見所がある(と、編集者が独断と偏見した)作品は、片っ端からレーベルになってますね。ほとんどは、ほんとに一発。シリーズ化される作品もあります。ちょいと見には、壮大な構想ですが、実際のところは1作目がそこそこ売れたので、編集者と鳩首談合して丁稚揚げてるんじゃないかという僻み。しかし、まったくの別作品出版に漕ぎ着けた書き手は、ほんとにひと握りです。

JRSS.jpg まあ。斯く云う拙も、絶対にRからはアウト食らうしFやDも怪しいのを、ノクターンあたりに堂々とぶち込んでみようかとタクラカマン砂漠ってるところですけど。JRSSです。Junan no Randoseru Syounen Syoujoです。タイトルはラノベ風に『宿題を忘れたらお尻たたき、水着を忘れたら裸で泳ぐと、HRの多数決で決めました。』です。
 エピソードごとに主人公の変わる(複数回登場あり)一人称で、教育漢字だけで書きます。

 他の作品を書きながら、息抜きに(他のも抜くでしょうなあ)チマチマ書いていくかいかないか。
 しかし、これがウゾームゾージッパヒトカラーゲン投稿作品並みか以下の評価だったら……それでも、「分かるやつだけついて来い!」です。先に宣言した通り、書きたいものをカキ尽くすまでは、かきくけこ。


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