カタカナは安易な誤魔化し


 昔からの小説作法に、擬音は使うなというのがあります。

ラノベとか
 ズガガガーン!!
 大音響とともに岩が吹っ飛んだ。

濠門長恭クンとか
 ビシイッ!
「きゃあああっ! 痛い!」

 拙も以前は自粛しておりましたが、ラノベに接して、いささか方向転換をしました。
 というお話ではありません。
 日本語(今回はクソ真面目です)で言えば教養や理解力に乏しい人にもわかる言葉を、わざわざカタカナ(英語他)に置き換える悪習のお話です。
 河野防衛省が指摘したように。
 クラスター   :集団感染
 パンデミック  :世界的流行
 ロックダウン  :都市封鎖
 オーバーシュート:感染爆発

 なぜ、言い替えるのか。カッコいいから? 厨二病じゃあるまいし。
 カタカナのほうがソフトに感じるからです。一瞬、なんのことかわからないからです。漢字は的確に事象を言い表わしていて、禍々しいからです。差別語狩りと同じです。
 それとも、近年の英語教育の成果で、すくなくとも音として聞いたときには、英語モドキのほうが若者にはわかりやすいのかしら。リスクの高い高齢者を置き去りにしてでも、未来のニチホン(皮肉にならねばやってられませんぜ)を担う若者をターゲット若者に理解してもらおうと思っているのでしょうか。
 拙なんぞ、インフォームドコンセントを最初に聞いたときは、なんで電気プラグを突っ込むのにホウレンソウせにゃあかんのじゃと思いました。ああ、ホウレンソウはここで揚げつらうカタカナ言葉とは性質が違います。野菜でもありません。
 論旨を戻して。
 先に揚げたチャイルス絡みの横文字言葉、「この」分野にしか造詣が無い人たちが考えたんでしょうね。
 拙は、クラスターと聞いたとき、まっさきにクラスター爆弾を想起しました。パンデミックは、まあ、一義的です。パンの耳に擬態したミミックとは思いませんでした。
 ロックダウンは、ストライキ関係。正しくはロックアウトでしたが。
 そして、オーバーシュート。第一の意味は、これです。
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 さらに行き過ぎてしまうと、オーバーランです。厳密な英語の定義は知りませんが、拙はそういうふうに使います。
 ちょっと行き過ぎるのと、何万人(日本国内)何千万人(世界規模)がバタバタ倒れるのとでは、まるきり悲惨さが違います。
 事ここに至っても『心穏やかな明日』(Cobalt2次通過作品、原稿紛失)が続くと思っているのか、それとも新型肺炎は自分たちとは関係ないと惚けているのか。

 そうえいば。国内でもそれなりの「偉いさん」も感染してますし、諸外国では首相が感染したとか議員や大臣が死亡したとかニュースされてますね。でも、党上層部で一人も死んでいない国もあります。たんに隠蔽してるのか、しかし四七筒(麻雀ではスーチーピンと読む)に影武者たなんて、G13ですわ。もしかして、特効薬を開発済みで、公表すると「やっぱり……」と正鵠を射られるので隠しているとか。
 本気で言ってる書いてるわけじゃありませんよ。疑ってもいません。

 接ぎ穂は絶対に無いと公式見解を表明しますが。
 さっき書いたばかりの小説の一文を御紹介。
 この豊かで幸せな生活がいつまでも続くと――春菜は、信じる必要もないほどに疑っていなかった。

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