エコール:学校 エクロール:孵化

 通勤途中にある古本屋で、しばしば「電車の友」を買っています。
 そこで出会ったのが『エクロール』でした。表紙の絵で男の娘モノと一目瞭然。インプットになるんじゃないのと、買ってみました。
 クリビッテンギョーまではいきませんが、おろろきました。
 隔絶された環境で少数の少年が教育を受けていて。ヒロインが施設に入所するところから、物語は始まります。
 じわあっと女体化させられるのですが。その過程とか先輩との淡い(若干の肉体関係を含む)恋とか。
 で、その先輩がひそやかに卒業(車で連れ去られる)すると、新人がひとり連れて来られる。
 このラストシーンを読んで、ハタと気がつきました。まんま、映画『エコール』なのです。
 題名からして、意味は違えど字面/発音は似ています。
 まあね。エコールはPG-12です。全年齢鑑賞可だが、12歳未満の子には成人保護者の助言や指導が望ましいというランク付けです。
 エクロールは書籍ですから、書店毎の判断ですが、ヤングアダルトていうか、ラノベ読者層向けです。
 なので、映画ではメタファ的な表現が多く、妄想を逞しくしなければ(濠門長恭基準では)エロくないです。妄想を逞しくすれば、おっそろしくインモラルです。人身売買、少女姦です。
 コミックは、もすこし具体的描写がありますが、先輩との、ただひとたびの肉体的交流も、下半身の凹凸がどうなっているか、描写もなければメタファもありません。
 ここからは自慢話。
 『エクロール』は2012年出版で、関連内容を検索しても当時のがほとんど。『エコール』との関連を取り上げたものは皆無。わずかに、Twitterで、こんな記事を掘り出せたのみ。
夜想亭@江田島砲雷撃戦A25
閉鎖的な山中の「学校」に何処からとも無く連れてこられ、女性へとTSさせれていき、また何処かへ連れて行かれる漫画「エクロール」。これ、映画「エコール」がモチーフなんじゃないかなあ。http://ja.m.wikipedia.org/wiki/ エコール_(映画)
3:48 - 2012年12月10日
     夜想亭@江田島砲雷撃戦A25様
     無断引用ごめんなさい。不都合あれば削除します。

エクコロール.jpg

 作者の内々けやき氏、PIXIVのアカウント持ってらっしゃいます。ので、メッセージを送ってみました。
初めまして。
 KINDLEその他で細々と電子出版をしている濠門長恭と申します。
 PIXIVでは、表紙絵として丁稚揚げたBF(CG以前)を恥晒し物にしています。
 本題:エクロール
 過日、古本屋で通勤電車の友として「エクロール」を買いました。読みました。捨てるに忍びなく、まだ手元に留めています。
 ずばり。このタイトルは映画「Ecole」へのオマージュ(男の娘バージョンの)意味合いでしょうか?
 当方、R18専門で執筆してますので、貴作品はもどかしかったのですが、味わい深く読ませていただいたのも事実です。もうちょっと、もうちょっとだけ、下半身の形態変化の有無など(絡みシーンを見ると、変化はあるものの、トポロジー的には同一(トポロジーでは、ドーナツもコーヒーカップも同じ「くくり」になります)かな? と。
 上記の一段落、暴言多謝。
 では、失礼します。
gumonvhoukyou@gmail.com
 お返事をいただきまして。YESでした。
『他にも陸軍中野学校であったり、ビルディングスロマン各書、往年の少女漫画におけるギムナジウム的要素も影響強く入れ込んでいる作品』だとのことです。二重カギ括弧部分は返信からの引用

 こういう作品に出合うのは嬉しいものです。
 『エコール』は、知る人ぞ知るロリコン映画の精華です。知らない人が圧倒的多数です。
 それを知っているとは、むむ、オヌシやるな。です。
 前に紹介した『アストラの彼方』と同じです。LOST IN SPACE とか『ビーゴニーレテ』=『レモネードデス』とか。
 あ、こっちは作者のTwitterしか見つかりませんでしたし、リアルタイムのやりとりは面倒いので、こちらにアカが無いので、確認はしていませんけど。
 この「嬉しい」というのは、ちょっと屈折してます。
 往時の米軍パイロット(存命の方は僅少になりましたねえ)が
「ゼロ・ファイターは強かった。神がかり的に凄まじかった」と、ベタ褒めする、あれです。
 ゼロ戦を奉り上げておいて。
「そのゼロを相手に、俺は勝った!」というのが本音です。
 もちろん、拙はそこまで自我肥大しとりません。3桁くらいレベルが違うのは、重々承知しとります。
 むしろ、書評を書いてる一般人/有識者が、揃いもそろって気づいていないというところに、優越感を抱いておるのです。

追伸
エクロールはエコールへのオマージュとしても、よくもまあ、いみじくも名付けたものです。
作者は文系の大卒で、第二外国語がフランス語だったのでしょう。
エクロールのほうが意味限定的なメタファになっています。少年から男の娘への『孵化』です。
エコールは、より一般的な普通名詞ですので、含意は広い。偏った解釈もムフフフフ。
拙としては、エクロールに軍配を上げときます。あ、タイトルだけの話です。
『エコール』のR18版は、ぜひとも見てみたい。
『エクロール』のR18版は……内々けやき氏の絵柄なら、可ですが、そもそも商業出版(ノベル,コミック)にR18ジャンルはないです。

この記事へのコメント

  • unknown

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    do you recognize "ecole" is a lolicon film? that is not. i have the dvd of this film. but it is not lolicon work. lolicon or lolita only exists in the two-dimentional world. in the three-dimention real world, there are no loli or lolitas at all.
    2019年05月21日 07:24
  • Incognita

    "エコール:学校 エクロール:孵化"
    Well, manga book "Ecroll" doesn't seem to be scanned. Possible reason maybe that it is not pornographic work and has not contains such scenes. The cover picture isn't fascinating. Trap? No, not look like trap. Je rather love manga story like "Anoko ni Kiss to Shirayuri wo" (Kiss and white lilies to that girl). Non-pornographic, but yuri friendship story. Here is the 1st volume of the series: https://www.amazon.co.jp/dp/4040665562/ .
    2019年05月21日 08:26
  • 晴鬼

    >Incognitaさん
    >unknownさん

     議論を吹っ掛けるなら、ニチホンゴでどうぞ。
     拙は"lolicon"には、一切触れておりません。Lolita-complex略称ロリコンの話をしております。NとMでは、SとMほども違います。血液型でもNM式で峻別されます。てのは、フライドチキンレッグですが。3次元にこそ、ロリータは実在し、これに手とか3本目の足とか出すと、ヤバイ場合が99.95%なので、非実在ロリータすなわち2次元でG線上のアレヤコレヤで、アウフヘーベン(俗称:ガス抜き)するわけです。
     『エコール』は高尚なロリコン映画なのです。
    2019年05月21日 21:51