戦車・戦艦・戦闘機

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 去年は軟派なニチホン語など解説しましたが、今年はハード路線で攻めてみましょう。
 今は何でもかんでもネット検索で知識を得られますが、基本的な部分が頭にはいっていないと、とんでもないData拉麺を信じてしまう危険もあります。
 以下の記述は、引用作品のタイトルまで含めて、すべて筆者の記憶だけで書いていきます。記事用の画像検索はしますけど。これだけの基礎体力があるから、検索だって適切なキーワードで効率良くできるし、Fakeにそうそうは引っ掛からないという、薄乱狂気の我臀淫水です。

まずは、これをご覧ください。
戦戦戦.jpg
戦車、戦艦、戦闘機――では、ありません。

1:戦車
 ここでは、近現代における戦車の話をします。『ベン・ハー』はお呼びでないです。
 戦車の必要十分条件は、
 ・旋回砲塔
 ・履帯
 ・装甲
 この3点ですね。
1A)旋回砲塔
 360°に射界を持ちます。「砲塔」ですから大砲を装備しているのは自明の理――なのですが、ナチス・ドイツのⅠ号戦車は7.7mm機銃2丁でした。Ⅱ号戦車に至って、1丁を20mm機関砲に強化しました。とはいえ、7.7mmと20mmと1丁ずつでは、ゼロ戦の半分です。しかし、ともかく。旋回砲塔が戦車の必要条件です。
 20世紀のイスラエルだったかスウェーデンだったかに、車高を低くするために旋回砲塔を敢えて排した戦車がありましたが、あれはMBTの役割を押しつけられた突撃砲というべきでしょう。
1B)履帯
 分かりやすく言えばキャタピラですが、商標登録の関係でこういう表記になります。無限軌条という言い方もあります。
 アフターバーナーがリヒート装置とか、味の素が化学調味料とか、宅急便が宅配便とか、アンネがナプキンとかと同じ「言い換え」です。
 履帯が必要条件なのは――タイヤ装備では、泥濘地とか砂漠とか雪原とかで作戦困難だからです。
1C)装甲
 自身の装備砲で撃たれても耐えられる防御力(あれ、これは戦艦だっけ?)が基本です。とはいえ、CWISでしたか、飛んでくるミサイルも砲弾も20mmバルカンで撃ち落とすやつ。あれが戦車に搭載されたりすると、分厚い鋼は無用になるかもしれませんが。近未来にはレーザーですかね。
 写真の戦車モドキは、装甲戦闘兵員輸送車(Armored Fighting Infantry Vehicle)です。1個分隊程度の兵員を輸送するのが主目的です。上記3条件には含まれていませんが、より根本的な「目的」が違います。まあ、装甲が薄いので、これも戦車の必要条件を満たしていないですね。

 こういう必須知識を持たないキャスターやアナウンサーが、履帯装備装甲車や戦闘兵員輸送車を、ジュッパヒトカラーゲンで戦車と解説したりしてます。平和に無関心なニチホン独特の現象ですね。まあ、英語圏ではイチイチMBTとは言わず、Tankとだけ言うでしょうし。見分けに自信が無ければCombat Vehicleで間に合うでしょう。ニチホンのアナウンサーも軍用車くらいにしとけば恥を掻かないのに、それではインパクトがノンパクトと忖度(誤用)してるんでしょうかね。
 平和を欲するなら、戦争について知悉しなければなりません。戦争に耳も目もふさいでキュージョーキュージョーと呪文を唱えていると、そのうち窮状を招くことでしょう。敵を知り己を知れば百戦危うからずして平和を維持する――です。

 雑学:突撃砲と自走砲。
 戦車から旋回砲塔を取っ払って、そのぶん、同じサイズの戦車よりも大口径・長口径長の砲を持つ履帯戦闘装甲車両(という軍事用語は無いはずですが)を、突撃砲と呼びます。現代では絶滅種ですね。もっとも栄えたのは、ナチスドイツ陸軍でしょう。歩兵随伴兵器から戦車キラーに進化した歴史は省略。
 突撃砲と同じで、旋回砲塔を持たない戦闘車両に自走砲があります。
 違いは、戦車や突撃砲が直接照準(目に見えている目標を撃つ)であるのに対して、自走砲は間接照準です。通常は、敵に近接した観測員からの報告を受けて照準を修正します。いまは、無人観測機かな。
 自走砲とは、文字通り、自分で移動する大砲です。砲兵の管轄です。敵の直接攻撃は想定していませんから、装甲は無し。
 ちなみに。現代の戦車(Main Battle Tank)は、走行しながら照準射撃できますが、自走砲はできません。てか、しません。ジャイロ安定装置とかソリッドステート・コンピュータの無かった時代には、停止して(ディーゼルエンジンの振動とか治まってから)射撃していました。ノモンハン事件かなにかで、ソ連軍の戦車がこちらへ突撃しながら撃ってきたのは、まともに戦車のことを知っている将校を首チョンパ(実際にはシベリア送りと銃殺)したスターリンの功績です。

 まだまだ書きたいことはありますが、つぎ、いきます。
 なお、口径と口径長をさり気なく書き分けたりしていますが、疑問を持たれた方は、各自ググるなりヤフるなり、バイドる(個人情報ダダ漏れ覚悟でね)なり、してください。

2:戦艦
 まずは、最近で女淫女陰(ほとほと)嘆いたエピソード。
 「アメリカ海軍に学ぶ『最強のチーム』のつくり方」という文庫本。濠門長恭クンのSM小説みたいに長いタイトルです。
 原題は「It’s Your Ship」姦にして尻ではなく、簡にして潔です。著者がマイケル・アブラショフという、WASPでないと自明な名前というのも、現代アメリカを表徴してますね。
 この中に、自身の乗艦を指して「戦艦」と呼ぶクダリがありました。これは、99.99%の確率で誤訳です。原文は War Ship すなわち戦闘艦艇でしょう。戦艦は Battle Ship です。湾岸戦争で真珠湾から甦ったダンカン・アイダホ(違)が地上砲撃を加えたのが、最後の実戦参加です。以後、現役の戦艦は地球上から消え去りました。
 戦艦とは……敵の戦闘艦艇を攻撃するために可能な限りの大威力の砲を装備し、かつ、自身の備砲に通常の交戦距離から撃たれても耐え得る装甲を持った戦闘艦艇。でしょうかね。
 今の戦闘艦艇は、護衛艦にしてもフリゲート艦にしてもミサイル巡洋艦にしてもイージス艦にしても強襲揚陸艦にしても空母(いい加減にせい)、ペコペコです。ミサイルに耐えられる装甲厚なんて、非現実的ですもの。
 かつての戦艦でもバイタル・パート(機関部とか弾薬庫など)はじゅうぶんに装甲していましたが、艦橋(提督とか艦長とかが詰め込まれてます)とか照準装置とかレーダーとかの上部構造物は脆弱でした。空母が飛行甲板に一発被弾すれば実質的な戦闘力(着発艦能力)を奪われるのといい勝負です。なのに「戦闘航行に支障無し」なんて打電した瑞鶴か翔鶴かの艦長は、所詮は大砲屋ですね。
 ちなみに。最強の敵が自分自身となったとき、その生物(でも兵器でも)は進化の極致に達したのだという説を、前世紀に読んだ記憶があります。戦艦にしても戦車にしても、最終的にはそこまで到達――した瞬間に、パラダイム・シフトが起きました。横文字を使うと(E)です。サステイナブルなプロダクティングアクティヴィティとか、ポリティカルパーティーのマニュフェストとか、リザーブのドタキャンとか。
 針路戻セーッ! 戦艦に対する航空攻撃、戦車に対する攻撃ヘリコプター。となると、これを超克する事象が生起する――のは、あまり近くない未来でしょうか。滑空戦車はすでに出現して滅亡しましたが(YouTubeの段ボール電動ファン模型戦車は与太話に過ぎません)、宇宙戦艦ヤマトとか。余談が脱線して虚数空間に飛翔したので打ち切りましょう。

 雑学
 では、海軍の艦艇は軍艦と呼べばいいのかというと、これも微妙です。帝国海軍では、駆逐艦や潜水艦は軍艦ではなく補助艦艇に分類されていました。そのいっぽう給糧艦(動く冷蔵庫兼台所)は戦闘能力皆無に等しくても(わずかに砲を装備していたっけ?)軍艦でした。見分け方は簡単。フィギュアヘッドに16弁の菊が有るか無いかです。
 アナウンサーとしては、現代の海軍についてなら、無難に戦闘艦艇と言っておけばよいかもしれません。現代日本では職業軍人でさえも、自軍の空母のことを多目的用途護衛艦とか称してますもんね。戦車を特車とか、工兵部隊を施設科と呼ぶのと同じです。
 これに関して、予定原稿を書いている今現在。昔のSFか今の厨二かって、映像を見ました。漢字ルビです。
 "Thesi is Japan-Navy"のルビが「日本海上自衛隊」でした。
 濠門長恭クンを見習いなさい。『魔女狩りのプロローグ』では、横文字にルビを振っていません。神(ではない)に呼びかける言葉は
 "The administrator who exists beyond the time-space far far away"です。その場面での説明も抜き。

 脱線
 「南方戦線で兵士たちはたいへんに苦労しました」とか書いたノンフィクション作家が、「俺たちだって苦労したんだ」と、元下士官や将校からツッコまれたとか。旧日本軍では、兵士とは三等兵(昭和16年頃まで)・二等兵・一等兵・上等兵・兵長を謂います。伍長以上は下士官、少尉以上は士官(将校は戦闘科のみ@陸式)、少将(日本に准将は無い)以上は将官です。女子陸軍三等兵は、兵士ではなくMチック・ヒロインです。

3:戦闘機
 これは、まさか間違える阿呆はいないだろうと思っていましたが、そうでもないとか。画像は、A4攻撃機です。戦闘機はFighter、攻撃機はAttackerですね。最近は機種統合とかMulti-Roleとかで、F/Aも盛んです。FAではないです。まして、AF(Auto Focus または Anal Fuck)でもないです。有馬温泉は封印です。F/Aは戦闘攻撃機です。大戦末期なら戦闘爆撃機です。なんせ、P47なんか、日本の重爆くらいも爆弾を搭載できたし、A4はB29並みの搭載量でしたっけ。
 まあ、B52やB1を戦闘機と呼ぶ大阿呆はいないでしょうが、米空軍自身でさえ、初代ステルス爆撃機にF117のデジグネーションを割り振っていたくらいです。たしかに、防諜膨張した胴体です。そういう状況ですから(どういう状況だ?)、A4やA10を戦闘機と勘違いしている小阿呆はいると思います。ちなみに、1$銀貨を入れると30分だけ飛ばせるCOIN機なんてのもあります。
 この項目は、平均的ニチホンビトがやらかしそうな勘違いの見当がつきません。てか、筆者の基礎体力では、腕立て伏せを1回も出来ない虚弱児童なんて想像すらつきません。ので。

 雑学
 戦闘機の(でも攻撃機でもいいですが)風防、キャノピー、乗員を包んでいる透明な覆い。これ、どんな材質で作られているかご存知でしょうか。厚さ30mmを越える防弾ガラス――だったのは、5昔前くらいまでの、風防正面の極一部分のみ(バブルキャノピーのP51Dでも、そこだけ半楕円形の枠で区切られているでしょ)。WWⅡから現在まで、ずううううっと、有機ガラス製です。もっとポピュラーな単語を使えば、アクリル樹脂。もちろん、昔と現在とでは、強度は月とスッポンポンくらいに違うんでしょうが。もしかすると、現代のやつは拳銃弾くらい弾き返すかもしれませんが。20mmバルカン砲を喰らえば、穴が明くくらいでは済まないでしょう。なんたって、炸裂弾です。しかも、与圧キャビンです。せいぜい0.3気圧くらいですが。まして、ミサイルにおいては、おや、まあ!
 ここらあたり、かつてのゼロ戦の思想と同じだと思います。敵に撃たれる前に撃ち落としてしまえ、ですね。でも、先制攻撃どころか火器管制レーダーを照射されても手出しできないJ隊には不向きです。どれだけ重量が嵩もうとも空気抵抗が増えようとも、機体は50mm厚ハーベイニッケル鋼で装甲して風防はケブラー繊維とアラミド繊維を重層構造にした防弾ガラスで作るべきです。まともに飛べませんが、撃ち落とされる心配もなくなります。実に平和的でよろしい。でも、AAMの直撃とかA10の30mmバルカンとかは……どうなりますかね。

 と、まあ。こんな調子でアレコレ書き散らします。
 セーラー服と機関銃につていは書きませんが、短機関銃と軽機関銃については、書くかもしれません。
 セーラー服と三角木馬については、[硬式]ブログのほうで探してください。
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