「星野君の二塁打」は金鵄勲章ものです

 作品が、ではなく星野君の行為と結果が、です。
 半年ばかり遅れて取り上げるわけですが。小学校教諭にしてもネットの論戦にしても、もっとも重要な視点が欠落しています。
 今回は、100%戦闘モードでいきます。

 まず。キーワードを提示します。「独断専行」です。
 ひとりで勝手に決めて、周囲のことなど顧みずに自分勝手なことをする――という解釈は、完全に間違っています。こういう態度は、「自分勝手」とか「ひとりよがり」とか、あるいは「専恣」と言います。
 独断専行は、軍事用語としての側面を持ちます。
 あらかじめ与えられた命令にそぐわない状況が現出したとき、上官(あるいは司令部、あるいは国家)の目的にかなう行動を、たとえ形式的には命令に違反してでも、現地指揮官がとることを謂います。
 「敵の背後へ迂回して、主力の攻勢に呼応して両面攻撃に出よ」と命令されていても、発見されて敵から攻撃されては、どうにもなりません。命令を形の上で守って、敵の攻撃から逃れて背面へ迂回しますか? とっくに手の内がばれているのですから、殲滅されます。
 実例として、ノルマンディー上陸作戦におけるドイツ機甲師団があります。「機甲師団の出動は、ヒトラー総統の許可を受けるべし」で、反撃が遅れました。現地指揮官(機甲師団ですから、大佐クラスですね。上級将校です)が独断専行して反撃に出ていれば、連合軍を撃破したとは思えませんが、侵攻を遅らせる効果はあったでしょう。
 さて。星野君の場合です。
 この試合の究極の目的はなんだったかを、考えましょう。
 チームワークを実践の場で学ぶことだったのですか?
 監督の命令に忠実に従わせる調教の場だったのですか?
 自己犠牲の尊さを教えることだったのですか?
 違うだろ!
 野球のルールに従って敵と戦い、敵に勝つことが目的だったはずです。
 ならば。勝ち越し点をあげられるチャンスに目をつぶってバントに徹することの愚かさは自明です。
 もちろん。監督の指令に反して、独自の判断で強攻策に出たわけですから、凡打に終わってどころか併殺でも喰らえば、それこそ星野君は叱責されて、次から試合に出してもらえなくなっても当然です。
 しかし、彼のおかげで勝てたのです。
 こういう行為を叱責すれば、ことなかれ主義、平時の能吏ばかりがはびこって、乱世の梟雄が絶滅します。吉田所長がいなくなって、村山首相(彼は平時の能吏ですらありませんでしたが、関西大地震を人災にした張本人です)ばかりになります。イエスマンばかりの会社がどうなっているか、御存知の通りです。
 もしも、独断専行に功を奏した星野君を監督が叱るとすれば、
「絶好球をヒットに出来る可能性は、これまでの実績から推定して50%。しかし、バントで進塁できる確率は95%。その場合に次打者で得点出来る確率は75%。つまり、強攻策の成功率50%に対してバント策の得点可能性は71%。だから、星野君の行動は間違っている」と、理詰めでなければなりません。そこまで緻密な野村野球ができる監督が、犠牲の精神を持ち出すとは思えませんがね。

 さて。矛先を「犠牲」に転じます。
「ぎせいの精神の分からない人間は、社会へ出たって、社会をよくすることなんか、とてもできないんだよ」
 ふざけてます。
 犠牲というのは、広義のエゴイズムなのです。
 「情けは他人の為ならず」
 自己をも含む人類という種(そこまでいかなくても、国民全体とか、家族とか)の利益のために、当面の不利益を忍ぶというのが、犠牲なのです。アフリカのどこかで飢えている子供たちのために、お刺身を目刺しで我慢して寄付をするというのも、そういうことなのです。あるいは、飢えている子供を見捨てると寝ざめが悪いので、より大いなる自己満足の為に、当面の不自由を耐え忍ぶ。
 子供の為に命を捨てる親というのも。より長く生きて子を生して自己のDNAを未来に伝えてほしいという、利己的な行為です。もちろん、そんな計算はしないでしょうが、本能に組み込まれた行動なのです。

 ネットで見かけた論調のひとつに「犠牲の精神を押し進めると特攻につながる」といったものがありました。
 これは、ここでは論じません。
 ただし、旧軍の思想として「九死に一生をもって限界とする」というのが、ありました。だから「特攻は統帥の外道」です。

 特攻は、さておき。

 野球試合の目的がなんであったか。
 それに照らして、星野君の行動は正しかったのか間違っていたのか。
 あらためて考えてほしいと思います。

nude_sports022.jpg
posted by 晴鬼 at 21:05Comment(0)日記

π=産医師異国に向かう産後厄無く産婦宮代に虫さんざん闇に鳴く

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c=憎くなく女御は(299792458)
e=鮒一鉢二鉢一鉢二鉢至極美味しい(2.7182818284590141)
いや、そういう話では有馬温泉草津の湯別府湯布院城崎にて

 パイスラッシュなる言葉が定着して半昔。
 しかし、これの変形を表わす単語は、なかなか検索にかかりません。
パイ無限(パイエイト)、パイクロス(パイエックス)                    
パイブイ(パイワイ)、パイエッチ、パイイコール縦
 どのような状態かというと……こういう画像ですね。
πππ.jpg
 パイクロスは、おんぶ紐もそうです。パイエッチも「ママさんベルト」とかいうそうで。パイイコール縦は、吊りスカが代表的なので、ロリとの合わせ技ですね。
 もちろん、緊縛なら凄まじいバリエーションが可能ですが、全年齢の健全(どこが?)ブログでは取り上げません。取り上げると、アカを取り上げられかねません。
抜けないの.jpg まあ。こういうのは画像だからG線上に乗るのでして、テキストではこんなふうになりますね(抜けない)。
 「魔女狩りのプロローグ」124枚を脱稿(たまにはまともな漢字も使います)して、ヒロインのBFは仕上げたけれど、着衣美少女を含むMOBを何人も丁稚揚げなければならないので、ちょいと息抜きでした。







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posted by 晴鬼 at 12:31Comment(0)日記

インターネットとパチンコ


一般動画


 勤務先の昼休みに、まさかエロサイトへも行けないので、「貴方のブラウン管」というサイトに入り浸っている。たぶん、括弧内の意味だと思いますよ、ヨツベは。
 「紙飛行機 垂直上昇」「紙飛行機 立体胴」とか。直接間接に存じ上げている御仁の投稿にもよくお目にかかります。
 昔ハマッていた「タイガーロケッティ」にそっくり(というより、こちらが本家)のJETEXてのも見つけました。今も入手可能らしい。Me262のプロフィル機にタイガーロケッティB(推力500N)を2基装備して……という夢が。いや、まあ、たぶん、やりません。あ、こんなのです。
とらよとらよ.jpg
 いや、こういう話を書きたかったのではないのです。書くつもりでしたけど。

 ヨツベでしばしばお目にかかるのが、静止画に文字をスクロールさせてくやつ。
 自衛隊はアメリカ軍真っ青になるほど、強いとか。三流ドラマにあるみたいなスカッとする話とか。よく考えると、これ、まったく引用元も参考文献も示してないのが圧倒的大多数ですよね。
 こういうので「SMX工房の濠門長恭作品が21世紀のエンタテインメントに小説を復権させた」とか「KINDLEでは毎日数百冊が売れている」とか流したら、『アホか! まさか』とか思いながら、でも試し読みしてみる物好き者下から読んでも者好き物が、すこしは居て、性的嗜好がドツボで、お買い上げなり読み放題なりしてくださる鬼畜変態淫乱もごく少数はいるんじゃないでしょうか。いえ、やりませんよ。

 こういうのに比べたら、むしろパチンコの液晶画面は確実な情報源ですね。
 古いアニメばっかりテーマにしてるとおもったら、AKB48とか。アイドル路線も。
 話はそれてねじれますが。今話題の免振ダンパー偽装。会社の略称はKYBです。きっと、大地震で48棟のビルが倒壊することでしょう。
 ねじ戻して。実は、筆者が下の画像のアイドルグループを知ったのはパチンコです。
ももくろ.jpg
 こいつは、「CRFモーレツ宇宙海賊」のBGMソングで知りました。まあ、「ミニスカ宇宙海賊」すら知らんかったですけど。
 それほどに、筆者はテビレなぞ観ません。てか、今の「おふざけ」ではなく、まともなクイズ番組の盛んだった頃。「クイズダービー」とか「タイムショック」とか。物理99%化学80%数学85%歴史70%地理65%以上で、参加者より高得点でした。ただし、芸能関係は3%。

 つまり。確実な情報は、どこからどうやって入手(入耳、入眼を経て入脳)するかという問題です。得た情報の信頼度を見極めるのも大切です。情報リテラシーてやつでしょうか横文字にすると尤もらしくなります。
 拙は、人三倍くらい自信があるのですが。それをどうやって身に着けたかとなると……分析デキマセン情報ガ足リマセン。
 我田引水牽強付会自画自賛唯我独尊独断専行ですが。左の呪文にはひとつ間違いがありますが。SF一千冊読破が役に立っているかもしれません。当然と思っていることも、ひっくり返してみると新しい見方ができる。絶対に正しいものなどない。大昔に流行ったマルチ思考ですかね。

 では、最後にタネ明かし(するまでもないか)。二つ目の画像。左が「腿黒」で検索した結果です。右は「腿 モノクロ」

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posted by 晴鬼 at 08:52Comment(0)日記

久しぶりの絶好調! ブログも連投!! ランキング連騰すれば売れCかも。

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 御幼少の砌から狎れ親しんできた(オカズにもしてきた)SMです。
 星新一で目覚めてから、20世紀中に数百冊を読み、ついには自分でも書き始めたSFです。
 この二つが合体すれば、モチベーションMaxです。カタルシスMaxです。
 05:30~06:30で20字×20行×4枚。
 まあ、ちょいと悪乗りしすぎてる部分もありますけどね。

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 神子は十字架を高く掲げた。天空を仰いで神の言葉を唱える。
“Multi range seeker……invoke!”
 銀色に輝く金属で作られた十字架の中ほどには、黒い横長の板が取り付けられている。その板に色鮮やかな光の線が浮かびあがって、複雑な波模様が躍り始めた。
 やがて。ゆっくりと十字架がひとりでに向きを変えて、ぴたりと止まった。波模様が動きを止めて、光の輪が外から内へと縮んではつぎの輪が描かれる。
“Target detected. Identify coordinate.”
 神子が十字架の指し示す方角へと歩み始める。
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 英語の部分は、原文では神聖語とお考えください。登場人物が「現地語」をしゃべっていないのと同じ理屈です。
 ここらは、まあ、拙としても許容範囲ですが。次のは……でも、どうしても書きたかったんだもん!

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 雑木林の中に人影が見えた。三人五人、いや八人ほどもいるだろうか。
“Tally-ho! Target insight!”
 神子が高らかに叫んだ。
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 そのうち、ヒロイン戦記で少女パイロットに「ラリホー」と叫ばせるかもしれません。嘘です。
 けっこう、思想的に矢場いことも書いてますね。

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 絶叫の中で、官能と苦痛とが結合して――神子の意識は、遥かな高みへとwarpした。
 神子の心の底にわだかまっていた迷い。意識の奥に溜まっていた想念。頭脳に蓄積された記憶。それらが言語にならない総体的概念として、subspaceに放射された。
 瞬時に。管理者から送られた相対的概念が、神子の意識に溢れた。
 それは、神聖語の集合体であり、同時に、地上で得られる材料であり、そして。
 人といわず生命は、他の生命を貪らずには繁栄できない存在なのだ。肉を喰らわずに畑作物だけで生きるとしても、それは麦の生命を野菜の生命を貪っているのだ。
 生命に意識があろうとなかろうと、意識の程度がどうであろうと。生命が生命を貪るという本質に違いはない。
 ならば。古き聖なる書物の教えに従って。あらゆる生命を貪り、地に満ちて、さらには星々の彼方までVarticalに発展し続ける事こそ、生命の君主たる人類の使命ではないか。
 これからも。悪魔祓いに失敗して不本意に人の生命を絶ってしまうこともあるだろう。いや、ますます激しくなるLateral sideとの戦いにおいて、意図して人の生命を奪うことさえあるかもしれない。しかし。もの言わぬ生命だけを貪り、賢い動物は下級な友達として遇し、地に満ちることなく永劫の未来までちっぽけなEarthにLateralにへばり付いていこうなど、生命そのものへの裏切りではないのか。
 虚数空間に飛翔する神子の魂に、新たな決意が刻まれたのだった。
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 最初の1行は、つまりSMです。残りはSFです。
 最初は。(悪魔との契約の印が無い証拠に)素っ裸で十字架を掲げて歩く少女のシーンを書きたかっただけです。
 でも、あれこれ構成してるうちに。悪の組織と正義の組織の抗争とか。
 ヒロインが独力で the administrator who exists beyond the time-space far far away と交感するのはかなり難しいと考えて、恥丘(うちのIMEは、第一候補がこれになります)エージェントたる女子修道院とか。
 まあ。原子力をバンバン使って、地球温暖化など遠赤外線の宇宙放射で乗り切って。「産めよ殖やせよ星々に満てよ」てえのが、拙の切なる願望です。もっと切ない本音は、電力制限なんかされたら、PCゲームに不自由する! ですけどね。

 画像は、BF原図(予定)です。
魔女狩りのプロローグ.jpg



posted by 晴鬼 at 06:45Comment(0)日記

20=21!!=19!!

 WORD365(というのかどうか知らんが、Office365のWORD)の馬鹿野郎!
 これまでは古いdocxで作ったTemplateを使っていたので気づかなかったのですが。
  SMX/横書20x20.doc とか。docxでなくてdocもあった。
 そして、ここしばらく縦書きだったから気づかなかったのですが。

 大問題が起きていました。
 ひとつは、20行の設定が、勝手に19行で改ページされたりするという。下の画像の赤枠部分ですね。
ぎょぎょぎょう.png

 これは、段落絡みの問題と『↲』『↓』の違いの問題でした。
 しかし、設定で「改ページ時 1行残して段落を区切らない」のチェックを外すと、段落位置に関わらず20行で表示されます。チェックを入れると19行現象が発生します。これ、逆じゃないでしょうか?? それと、全ページ一括指定しても無視されるし。校訂時にイチイチ1ページ行数をチェックせんといけま先祖。例示画像は20字幅×3ページからキャプチャしてますが、ふだんは2ページ幅で書いています。2ページだと、1行空白がわかりにくい。どっちも19行だったりすると、泣きます。チーポンカンロン!
 さらに驚くべき事態が!
 1ページ20行に設定すると、どうやっても19行にしかなりません。横書きの場合だけです。ので。ふと。もしかして、ページ番号(フッタ扱いのはず)まで1行で数えてやがんのかと。21行に指定したら、本文20行になりました。
21=20.png

 おまけに、デフォルトが游明朝体とかになって、MS明朝に慣れた目には奇異に映る。しかも、このフォントは上記の文字数とか行数の設定が裸体緊縛基本技(縄は二重にして使う)=一筋縄でいかないみたいです。
 拙は、もちろんP無しのMS明朝でPenis有りのSM小説を書いてますけどね。

 ほんま、今日は時間を無駄に使っちった。
 ……「海猫停」とか「Panzer Angels」とかはリフレッシュの息抜きです。でも、パンエルは、Win10だとたまに落ちて、セーブ忘れてたりするとMy belly Stands UP! です。
posted by 晴鬼 at 18:55Comment(0)日記

138億年売ります!?

 I had a monkey purpose→サル目的があって。
 ”宇宙 138億年”を検索したのです。
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 女子修道院に属する女たちは、世界を創造した神に仕えているのではない。創世の瞬間は無限の昔に終わり、新たに神から遣わされた人の子も千年以上の昔に失意のうちに滅んで――造物主はすでに時空連続体の彼方に去った。今は、その一区画を託された管理者のみが人を見守っている。そのように、女子修道院に属する女たちは信じているのだった。
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 「無限の昔」とするか、「百万年の千倍も昔」にするか。ちなみに、ダーウィン以前には創世は紀元前4千年(くそ、このIMEどうなっとる。専念とか先年が先に出てくる、IMEIMEしい!)だったとか言われてましたが。ま、引用文のように書いて、具体的な数字は出しませんでしたが。
 以上、『魔女狩りのプロローグ』のお話。検索は、強引に暇を捻りだして強引に潰してみたまで。
 烏賊蛸が本題。
 検索結果の画像です。
どうわっはははは!.png

 「ナントカならモノタロウ」とか、検索の上位に出てくるのですが。
 縄褌とか三角木馬なら通販もあるでしょうけど。138億年。どうやって売るんだろ。そのページに飛んだら。
 ああ、なるほどね。でした。
 いえ、それだけ。
ふううううん.png

 ちなみに。エゴサーチってやつをやらかすと。
 本名では、文学修士だったり、お硬い本を出してたり、桐箪笥を売ってたり、死んでたり。
 もちろん、濠門長恭ではしこたまですけど。全年齢向けPNでは、過去の栄光(括弧の曳光ではない)てやつですけど。
posted by 晴鬼 at 10:47Comment(0)日記

女3人揃ったら……

 姦しいとは、愉快だね♪
 などという、おちゃらけた話ではなく。

 20世紀から持ち越してきた未読本が3冊あった。それを、この1~2年で読み了えた。
 いずれも、拙の中では女子高生の手になる作品である。
 「旅の重み」素九鬼子
 「アイコ十六歳」堀田あけみ
 「メルサスの少年」菅浩江
 菅浩江がこの作品を執筆したのは、彼女29歳の頃だったが、拙の中では彼女は女子高生である。
 なんといっても、SF同人誌「星群」で同人デビューを果たした作品「ブルーフライト」をリアルタイムで読み、感動し、当時同じく女子高生でSFプロダムデビューを果たした直後の新井素子と菅浩江との邂逅の現場に立ち会っているのだから。
三冊.jpg
 さて。上記の3作品に戻る。
 「旅の重み」も「アイコ十六歳」も、読了時にそれなりに感動もしたが、つまりは、物書きとしてヨチヨチ歩きを始めた当時の初々しさに感心したわけで。申し訳ないが、内容はほとんど覚えていない。
 山都夕子の短編小説のラスト「だけど、お母さん。明日もつらいわ」と同じくらいの感動であり、今にして思えば文学少女としては同一線上である。
 注記:山都夕子は、拙の高校時代の同級生にして学内同人誌「未知数」の主要メンバー。そもそも拙をブンガクの道に引きずり込んだ、初恋の少女。もし、「ああ、彼女か」とか思い当たる方がいらっしゃったら、苦笑しといてください。
 話を戻して。
拙が少女一人称で書く「ロリマゾシリーズ」の文体は、デビュー当時の新井素子と高千穂遥の「ダーティペア」が根っ子なのだが。それ以外の少女文体に触れたという「参考になるね」的感想であった。
 「メルサスの少年」についても、構成とか背景とか、いろいろ指摘したい部分はある。ファンタジーとしては成立していても、SFとしては不十分な面が散見される。当人はキッチリ設定しているのかもしれないが、Bias Readingには耐えられない。
 しかし。なんなのだ、このベクトル感覚(©平井和正)は。
 前半は、叙情豊かな煌びやかなファンタジー世界です。もしも、拙が菅浩江チャンを知っていなかったら(旧約聖書的な意味ではありません。念の為)、放り出していたかもしれない。いや、拙の好みとは隔絶した煌びやかさに戸惑いながら読み進めていたかもしれない。そう言わしめるだけの文章ではある。
 そして。後半というより、南の3局5本場あたりから、一挙にズドドドドドドーッと、物語が展開していく。
 不覚ながら。最後の数ページでは、ルイセンコでした。涙は流さなかったけど。
 拙など、如何にして責めシーンを早く出すかに腐心しておるわけで。「SMシーンのある文学」など書くつもりは(多分)無いわけで。そういう意味では、あまり直接の参考にならないとも謂えるけれど。
 それにしても。
 ここまで引っ張ったのは、やはり力量ですね。
 さらに、ふと思いましたが。
 悪役を読者の嫌悪感を引き出すまでに描写するには、やはり悪役に作者が感情移入しないといけないのかと。相当に脈絡を飛ばした論議ですが、いいのです。拙が次作の自作品の参考に考えたことですから。他者の理解など知ったことか。
posted by 晴鬼 at 19:37Comment(0)日記